日本国際地域開発学会は、国の内外における自然、経済、社会の開発と環境保全に関する諸科学を研究し、国際地域開発の進展を図ることを目的として設立された学会です。本学会は、自然科学、人文科学、社会科学の研究者が集い、学際的な視点から地域開発に関する研究と実践を推進してまいりました。
今日、開発途上国では人口増加、経済成長、都市化の進展に伴い、人々の生活や食料需要が大きく変化しています。とりわけ農産物・畜産物に対する需要の拡大は、農業生産や地域経済に新たな機会をもたらす一方で、食料安全保障、環境保全、資源利用の持続可能性、気候変動や感染症への対応など、多様な課題への取り組みを求めています。また、日本においても人口減少や地域活力の低下、食料安全保障の確保など、農業・農村を取り巻く課題は大きな転換期を迎えています。
こうした課題は、一つの学問分野だけで解決できるものではありません。地域社会、農業生産、環境、経済、文化などを総合的に捉え、学際的な知見を結集することが不可欠です。本学会の特色は、開発途上国研究を中心的な柱としながらも、日本を含む各地域が直面する課題について幅広い視点から議論し、研究成果を社会へ還元していく点にあります。
本学会は1966年の創設以来、多様な分野の研究者や実務家が交流する場として発展してきました。春季・秋季大会の開催、学会誌の刊行、若手研究者の育成などを通じて、国際地域開発学の発展に貢献してまいりました。
世界が大きく変化するなかで、国際地域開発学に求められる役割はますます大きくなっています。学際性と国際性という本学会の特色をさらに発揮し、研究と実践を結びつけながら、開発途上国のみならず日本を含む地域社会の持続的発展に貢献できるよう、会員の皆様とともに学会活動の一層の充実に努めてまいります。今後とも、本学会へのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
| 年度 | 会長 | 副会長 | |
|---|---|---|---|
| 1966年度~注1 | 安東義良 | 磯辺秀俊 | 山崎守正 |
| 1975~1976年度 | 錦織英夫 | 中野正雄 | 菅原友太 |
| 1977~1978年度 | 錦織英夫 | 菅原友太 | 久木田賢志 |
| 1979~1986年度 | 菅原友太 | 久木田賢志 | 中野正雄 |
| 1987~1990年度注2 | 久木田賢志 | 山澤新吾 | 紙谷 貢 |
注1)初代会長・副会長が何期継続したか資料発見できず.学園紛争等で大会が開けなかったことが影響している.
注2)1990年5月1日 日本国際地域開発学会に名称変更.会長・副会長は1990年度末まで継続.
| 年度 | 会長 | 副会長 | |
|---|---|---|---|
| 1991~1998年度 | 山澤新吾 | 紙谷 貢 | 井東澄雄 |
| 1999~2000年度 | 紙谷 貢 | 小野 功 | 山田三郎 |
| 2001~2004年度 | 紙谷 貢 | 河野英一 | 鈴木 俊 |
| 2005~2008年度 | 河野英一 | 鈴木 俊 | 竹谷裕之 |
| 2009~2010年度 | 河野英一 | 竹谷裕之 | 堀内久太郎 |
| 2011~2012年度 | 竹谷裕之 | 河野英一 | 堀内久太郎 |
| 2013~2018年度 | 竹谷裕之 | 板垣啓四郎 | 半澤和夫 |
| 2019~2021年度 | 板垣啓四郎 | 半澤和夫 | |
| 2022~2023年度 | 板垣啓四郎 | 耕野拓一 | 小宮山博 |
| 2024~2025年度 | 板垣啓四郎 | 耕野拓一 | 高根務 |
| 2026年度~ | 耕野拓一 | 高根務 | 石塚哉史 |